2003年
第14回
関西学生リーグ戦


[GAME1]
VS大阪国際大学

[GAME2]
VS神戸学院大学

[GAME3]
VS同志社大学

[GAME4]
VS大阪経済大学

[入替戦]
VS近畿大学

第14回関西学生リーグ戦
GAME4





text by degucci

TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
大阪市立大学 2 1 1 1 5
大阪経済大学 1 0 3 0 4
OCULAX得点者:吉村2、太田1 、新名1 、出口1
 三部三位決定戦。相手は大方の予想通り、大経。天気は曇り。大事な試合にはもはや恒例になった、応援団の声援も受け、順当に入れ替え戦に進む気満々でいたが、自分達の前に行われた三部優勝決定戦では、下馬評を覆し、京産が同志社を下し三部の覇者になるという波乱が起こり、天気同様市大サイドにも暗雲が立ち込める中、フェイスオフのホイッスルは鳴った。
 今年の1stフェイスオフマン#16大西が難なくフェイスオフに勝ったかと思うと、リーグ戦ここまでダントツのGB王である主将#2出口がすかさずボールをキープし、そこからゴール前の#20伊藤に矢の様なフィードが出されショットを放つが惜しくもゴーリーセーブに阻まれる。悪いムードを壊す速い攻めに、完全に流れをつかむ市大、同時に浮き足立つ大経DF。このチャンスを逃さず、#24坂戸から又してもゴール前にフィードが通るが、ショットは外れてしまう。完全に冷静さを失った大経は2連続でクリアミスをし、長いDF時間が続く。市大のクリアから、出口がキープしゴール裏に回る。大経は予想通りゾーンディフェンスを敷いてきたが、ゾーンの崩れたところに#10野田が中央でボールを受けミドルショットを放ち、これがゴールネットに突き刺さる。市大らしからぬ余りに早い先制点に、皆最高潮に達していた。その頃ベンチではこの日一発目の張り手を#13川内は喰らわされていた。 得点直後のフェイスオフ、ポゼッションは又しても市大の手に。お得意の先攻逃げ切りが始まり、開始5分間大経はオフェンスが出来ない。早くも三つ目のクリアミスから、このチャンスを逃さず#8美田がボールを自陣に持ち込み、伊藤へと繋ぎ、二点目をもぎ取る。末恐ろしい二回生コンビの活躍に、応援席から歓声が上がり、#20はベンチからの歓声は放置し、カメラの待つ応援席へ。当然その時川内は二発目の張り手を喰らっていた。 この時間帯での2−0.誰もが「もらった・・・」と思っていた。 しかし、ここでようやく大経にオフェンスのチャンスが回ってくる。キーマンのAT#13がボールをキープするところへ、#39小島のV字ホールドが見事に絡みつき、ホールディングを取られ、マンダウンに。しかし、このピンチを難なく乗り切り再びポゼッションを得る。市大優位のゲーム展開の中、大経もようやく落ち着きだす。そんな中、大経MF#16がオフェンス中に謎の転倒をし、GBになるが、これが何故かゴール前に転がりショットを押し込まれ2-1に。意外な失点に浮き足立ったのか、その直後大経#8の1on1からのサイドショットがゴールに突き刺さり、クォーター終了間際に同点に追いつかれてしまう。
  嫌なムードの中2Qが始まった。しかし、この試合よくはまっていた、坂戸を中心としたライドから、#6河井がボールをキープし坂戸へ。ショットが決まり、3-2になった。開始早々の得点に再び流れをつかみ優位にゲームを進める中、大西の阻まれたショットのこぼれ球を河井が拾い、ゴール。運も市大に味方しているようであった。市大が勢いづく中、ここで小島の今日二つ目のファールからエキストラのピンチを招くが、そう簡単に流れは変わらない。#12斉藤の超ロングパスや#41守護神服部のビッグセーブで、このピンチものりきり、再び市大ペースへ。この試合、市大がペースを握り続けたのは、執拗なシャットを受けながらも一度ボールを持つと、縦横無尽にコートを駆け回り、クリアを全てブレイクにしていた出口の働きが大きい。またも出口のブレイクら伊藤へボールが渡り、無理な体勢からゴールをもぎ取る。この男の得点力には目を見張るものがある。2Q途中にして、5発目の張り手を喰らった川内の意識はもはや朦朧としていた。 相変わらず市大優位で進むが、得点が重なっていかなかったのは、至近距離からのショットをことごとくゴーリーに当ててしまっていたところによる部分が大きい。点差を開ききれないところで3回目のマンダウンで失点を許し、5-3。そして、#13の1on1からの鮮やかなダイビングショットも決まり、又してもクォーター終了間際に追随を許してしまう。
  3Q、スコアは5-4。流れは五分とったところであったが、市大にエキストラのチャンスが巡ってくる。今期不調のエキストラであったが、裏から上がってきた河井にピンポイントで出口からフィードが渡り、ゴール。6-4、あっさりと二点差に突き放す。このクォーターのスコアは両チーム通じてこの一点のみであったが、事件が二つ起こった。一つは、このクォーターの最中に出口が足を痛めてしまう。しかし、少し足を引きづりながらも、プレーする出口の姿に市大は鼓舞された。そしてもう一つ。大経のATの、小島のマンに対する「後ろからやんけ!!」という暴言に対し、ナゼか#17本郷が逆上し、暴言を返す。それに対し、大経ATが再び暴言を吐いたところで、彼がアンスポをとられ、暴れん坊将軍#17にはお咎めなしであった。なかなかに理不尽なジャッジであったが、市大ベンチからは安堵と疑問が入り混じったため息が聞こえた。
  4Q、比較的静かだった3Qと打って変わって、展開が激しいクォーターであった。その中、先に得点したのは市大であった。この日3点目となる伊藤のショットがゴールへと吸い込まれ、7-4。「勝負あったか!?」と誰もが思ったが、ここから大経の猛追が始まった。立て続けに2点を取られ、焦る市大をよそに、プレッシャーをかけ続ける大経。残り時間わずかというところで、ボールキープを怪我をおして出続けていた出口が名乗り出る。ボールは出口の手に。最後の力を振り絞り、必死で喰らいついてくる大経DFをあざ笑うかのような出口のプレーに味方すら憎らしさを感じていた。そしてショットまで打ち、ボールはゴールネットを揺らしていた。が、しかしその前にホイッスルが鳴っていた。試合終了のホイッスルである。いつもながらの危なっかしい試合の緊張から解き放たれ、歓喜に騒ぐOCULAX。一年間待ち焦がれた入れ替え戦への切符をようやく手にした。万全の状態で最後の闘いに挑んでいく市大、その結果や如何に・・・






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